ShopifyでFAQを一問ずつ登録する方法

前回の記事では、リッチテキストを使ってFAQを商品メタフィールドへ登録する方法をご紹介しました。

しかし、FAQが増えてくると、1つの入力欄で管理するのは見づらく、更新もしづらくなります。

そこでおすすめなのがメタオブジェクトです。5問以上のFAQがある場合はこの方法が良いと思います。

メタオブジェクトを利用すると、質問と回答を1セットずつ管理できます。

商品ページでも1問ずつ開閉できる見やすいFAQを作成できます。

▼前回の記事を参考に進めてみてください。

目次

メタフィールドとメタオブジェクトの違い

メタフィールドとメタオブジェクトの違いは、以下のように認識するといいかと思います。

メタフィールド➞「1個の商品に設定できる追加情報」

メタオブジェクト➞「複数の商品に何度も使い回せる追加情報」

メタフィールドメタオブジェクト
商品ごとの追加情報共通データを管理する仕組み
その商品だけに保存複数の商品から参照できる
一度しか使わない情報向きFAQ・スタッフ紹介・ブランド情報など繰り返し使う情報向き

「質問」と「回答」を1セットで管理できる

メタオブジェクトは、「質問」と「回答」のように、複数の項目をひとまとまりのデータとして管理できる仕組みです。

例えばFAQなら、1つのメタオブジェクトに次のような情報をセットで登録できます。

  • 質問:洗濯機で洗えますか?
  • 回答:ネットに入れて弱水流で洗ってください。

この「質問」と「回答」を1つのデータとして保存しておけば、商品ページではそのセットを呼び出すだけで表示できます。

同じFAQを複数の商品で使い回すことも可能です。

もし回答内容を変更したくなった場合でも、メタオブジェクトを1か所修正するだけで、そのFAQを利用しているすべての商品ページに反映されます。

このように、関連する情報をセットで管理し、複数の場所で再利用できることが、メタオブジェクトの大きな特徴です。

2. メタオブジェクト「商品FAQ」の定義を作る

メタオブジェクトの画面を開く

Shopify管理画面の左下にある「設定」をクリックします。

次いで「メタフィールドとメタオブジェクト」➞「定義を追加」を選択します。

メタオブジェクトの名前を入力する

「名前」に、「商品FAQ」と入力します。 

名前を入力すると、タイプが自動生成されます。タイプには「product_faq」と入力します。

これはShopifyが内部で使用する識別子です。後でLiquidコードを書くため、英数字の分かりやすい名前にしておきます。

タイプ名の注意点
  • 半角英数字とアンダースコアを使う
  • スペースは入れない
  • 保存後は簡単に変更しない
  • 日本語のままよりproduct_faqがおすすめ

「質問」フィールドを追加する

フィールドセクションの「フィールドラベル」と書かれた欄に、「question」と入力します。 

「question」は「単一行テキスト 」を選択。

続いて+フィールドを追加して、「answer」と入力します。 

「answer」は「リッチテキスト 」を選択。

「説明」は、管理担当者向けに次のような説明を入れます。

フィールドキーを確認する

フィールドキーがそれぞれ、「question」「answer」になっていることを確認。

保存後に日本語へ変更する

英語のままでは入力画面が分かりにくいため、保存後に表示名だけ日本語へ変更します。

questionを「質問」に変更

answerを「回答」に変更する

フィールドキーがそれぞれ、「question」「answer」のままであることを確認。

ストアフロントアクセスを確認する

画面を下にスクロールし、「メタオブジェクトのオプション」を探してください。

次の項目「ストアフロントアクセス」が表示されている場合は、ONにします

今回、FAQを商品ページに表示するために必要な設定です。

メタオブジェクト定義を保存する

画面右上の「保存」をクリックします。

これで、「1件のFAQは質問と回答のセットである」という入れ物が完成します。

この段階では、まだ実際の質問・回答は登録されていません。

3. FAQを登録する

メタオブジェクト一覧を開く

Shopify管理画面の左側メニューから、「コンテンツ」「メタオブジェクト」の順にします。

一覧の中に、先ほど作成した次の名前が表示されます。

さきほど定義した「商品FAQ」をクリックします。

1件目のFAQを登録する

画面右上の「エントリーを追加」をクリックします。

「質問」「回答」の、2つの入力欄が表示されますので、それぞれに例として以下のように入力します。

Q1. 洗濯機で洗えますか?

A1. はい。洗濯ネットを使用し、弱水流で洗濯してください。タンブル乾燥は避け、形を整えて陰干ししてください。

ステータス「Active」にハンドルは「q-1」と指定し、保存します。

FAQ設定を5~10問分繰り返す

再び「エントリーを追加」をクリックし、同じ作業を繰り返します。

Shopifyの商品FAQエントリー追加画面

5~10問と必要なFAQを追加していきます。

Shopifyの商品FAQエントリー一覧

この時点では、ストア全体で利用するFAQ候補を登録している状態です。

次に「どの商品にどのFAQを表示するか」を設定します。

4. 商品とFAQをつなぐメタフィールドを作る

商品メタフィールドを開く

ここは、最初の商品メタフィールドの画面で設定します。

設定 ➞ メタフィールドとメタオブジェクト ➞ 商品 ➞ 商品のメタフィールドの定義 ➞ 定義を追加する

以上の順序で定義を追加します。

名前を設定する

「名前」に「商品FAQ」を入力します。

名前を入力すると、ネームスペースとキーが自動生成されるので「custom.product_faqs」に設定します。

タイプを選択する

「タイプを選択」をクリックします。

メタオブジェクト ➞ 商品FAQを選択します。

これが先程セクション2、3で設定したメタオブジェクトにあたります。

これで、「この商品メタフィールドでは、商品FAQのエントリーを選択できるようにする」という設定が完了しました。

「値のリスト」を選択する

タイプ欄で「エントリのリスト」を選択します。

これで、1つの商品にFAQを5〜10問紐づけられるようになります。

最後に「保存」をクリックして設定を保存します。

5. 商品ページへ表示する

商品管理より、FAQを設定する商品を開く

商品メタフィールドが完成したら、商品ごとに表示するFAQを選びます。

商品管理 ➞ FAQ設定する対象商品のページ ➞ 商品のメタフィールド へ移動します。

その中に、項目「商品FAQ」が表示されているはずです。

FAQを選択する

商品FAQ」をクリックすると、先ほど登録したFAQが一覧表示されるので、この商品に表示したいFAQを選択します。

商品によって、ここで設問を選択できるので自由度が高いです。

ここではQ1「洗濯機で洗えますか?」を表示選択し、保存をクリックします。

商品ページテンプレートで設定する

オンラインストア ➞ テーマを編集する ➞ 商品 ➞ デフォルトの商品 を選択し、

テンプレート ➞ セクションを追加 で「折りたたみ可能なコンテンツ」を設定します。

ちなみにテーマは「DAWN」です。

見出し」をFAQに変更し、折りたたみ可能な行のひとつを選択します。

行のひとつを選択後に、「見出し」で「動的ソースの連携」(円柱が重なったようなマーク)をクリックし、

メタオブジェクト ➞ 商品FAQ ➞ Q1.洗濯機で洗えますか? ➞ 質問 を選択します。

続いて、下の「行のコンテンツ」で同じく「動的ソースの連携」をクリックし、

Q1.洗濯機で洗えますか? ➞ 回答 を選択します。

こうして下画像のように商品ページに、「質問」と「回答」が表示されます。

6.まとめ

今回は、Shopifyのメタオブジェクトを使って、FAQを一問ずつ登録・管理する方法をご紹介しました。

この方法なら、FAQを複数の商品で再利用できるため、運営効率が向上し、商品ごとに必要なFAQだけを紐付けることもできます。

次回は、商品管理画面から登録したFAQだけを商品ページへ自動表示するカスタムセクションの作成方法をご紹介します。

これにより、商品ごとに設定したFAQだけを簡単に表示できるようになります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

・Lunariq Studio (ルナリックスタジオ)代表
・フリーランスShopify ECディレクター

目次