近年、GoogleのAI OverviewやChatGPTなど、AIが商品情報を読み取り、ユーザーへ回答する機会を目にしませんか?
「AI検索対策」と聞くと、「難しい?」「プログラミングやSEOの専門知識が必要?」となりますが、
実際はそうではありません。
Shopifyには、すでにAIや検索エンジンが商品を理解しやすくするための仕組みがあります。
重要なのは、それらを正しく設定し、商品情報を整理することです。
この記事では、ShopifyでAI検索に対応するために理解しておきたい5つのポイントをご紹介します。
1. 商品カテゴリ
まず最初に見直したいのが「商品カテゴリ」です。
商品カテゴリとは、「この商品は何なのか」をShopifyに伝えるための情報です。
例えば、
- Tシャツ
- スニーカー
- リュック
といった商品の種類をShopify商品登録画面で設定します。

一見単純な設定ですが、このカテゴリを正しく登録することで、Shopifyはその商品に必要な情報を判断できるようになります。
AI検索では、「この商品は何か」を正しく伝えることが出発点になります。
2. 属性(カテゴリーメタフィールド)
カテゴリを設定すると、その商品に応じた「属性」(カテゴリーメタフィールド)を登録できるようになります。こちらはShopifyがあらかじめ用意している属性です。
例えばTシャツであれば、以下が一例です。
- 色
- サイズ
- 布・生地(コットン・ポリエステルなど)
- 袖丈タイプ(半袖・長袖・ノースリーブなど)
- ネックライン(クルーネック・Vネックなど)
- ストレッチレベル(ストレッチなし・低ストレッチなど)
- 衣類の特徴(UVカット・防水など)
- 対象性別(ユニセックス・男性・女性など)
- 年齢層(キッズ・大人など)
- お手入れ方法(洗濯機洗い可・手洗いなど)
Shopifyの商品登録管理画面では、商品カテゴリを設定すると、登録すべき属性を自動で提案してくれます。


これらは人間だけでなく、AIが商品を理解するためにも重要な情報です。
商品説明に長文を書くよりも、整理された属性情報の方がAIには伝わりやすい場合もあります。
3. 商品メタフィールド
Shopifyにはまた、「商品メタフィールド」という機能があります。
上記で説明済みの「属性(カテゴリーメタフィールド)」と大変区別がつきにくいかもしれませんが、固定されている or 追加可能であるの違いです。
| カテゴリーメタフィールド | 商品メタフィールド |
|---|---|
| Shopifyが用意している固定された情報 (標準装備) | ショップが独自で追加できる情報 (カスタム装備) |
「商品メタフィールド」では、例えば下記のような、Shopifyの標準項目だけでは足りない商品の独自情報を登録します。
- サイズガイド
- スタッフコメント
- ブランドストーリー
- FAQ
- 着こなしポイント
- 着用動画
商品情報が充実するほど、ユーザーだけでなくAIにも商品の特徴が伝わりやすくなります。
そして商品の独自の魅力をPRする非常に重要なポイントです。
4. FAQ(商品メタフィールドを活用して情報を充実させる)
商品メタフィールドは、商品の魅力や特徴を詳しく伝えるための重要な機能です。
その中でも、ぜひ活用したいのがFAQ(よくある質問)です。
例えば、Tシャツであれば次のような質問です。
- 洗濯機で洗えますか?
- サイズ選びの目安は?
- 敏感肌でも使用できますか?
- 生地の厚さはどのくらいですか?
- 男女兼用ですか?
このような質問と回答を商品メタフィールドとして登録しておけば、商品ページへ簡単に表示でき、商品ごとに内容を管理することもできます。
「お客様のための情報」であると同時に、「AIが商品を理解するための情報」になります。
5. 構造化データ
最後が「構造化データ」です。
少し難しく聞こえる言葉ですが、簡単に言えば、
「AIや検索エンジンが読み取りやすい形式で商品情報を伝える仕組み」
のことです。
AI検索を意識するなら、「商品ページに情報を書く」だけでなく、「その情報がAIへ正しく伝わる形になっているか」も確認しておきたいポイントです。
Shopifyテーマには、商品名・価格・在庫などを構造化データとして出力する機能が備わっているものもあります。
AI検索で最も重要なのは、まずは商品カテゴリ・属性・商品メタフィールド・FAQなど、AIが理解できる情報を正しく登録することです。
その情報をテーマが構造化データとして出力することで、GoogleやAIに伝わりやすい商品ページになります。
6. まとめ
AI検索対策というと、新しい技術や特別なSEO施策を思い浮かべる方も多いでしょう。
Shopifyではまず基本となる情報である①商品カテゴリ~④FAQまでを整理することが大切です。
今回ご紹介した5つのポイントは、その第一歩になります。
- 商品カテゴリ
- 属性(カテゴリメタフィールド)
- 商品メタフィールド
- FAQ
- 構造化データ
次回からは、商品差別化のため重要である③商品メタフィールドを「Shopify管理画面のどこで設定するのか」を、実際の画面を交えながら一つずつ詳しく解説していきます。

